JPLAY [オーディオ]

久しぶりに我が家のオーディオのデジタル部門を担っているJPLAYの話です。

まあ日常になってしまうとブログに上げることはなくなるわけでありまして、便りがないは無事の証拠なのですが、ついにオーディオPCとコントロールPCで使ってるOSのWindows Server 2012のテスト使用期限が来てしまい、デジタル音源はCDだけというかなり昔に戻っちゃったのであります。

2台のOS入れ替えてJPLAY環境を整えるって結構な手間ですので、できればやりたくない。
で、仕事で使用しているサーバーPCに古~いJPLAYを入れてシングルPCシステムで聴いていたのですが、なんかスピーカーに毛布でも掛かってんのか?ちゅうぐらい音が悪い。前はこれで満足してたわけですが、人は良いものにはすぐに慣れて、元には戻れないのでありますなぁ

仕方ないので、LIVAの手のひらパソコンはもともとがWin10なので元に戻し、
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i7-7700のでかPCには余ってる認証コードを使ってWin10を新規でぶっこみ作業。
JPLAYを導入するのに必要なあれこれが入っているUSBメモリーに、マイクロソフトのサイトからWin10をロードしたところ、勝手に中身をクリーンアップしやがりまして、これまで集めたデータやらセットアップアプリやらが全滅!

サイトの説明を後から読んだら、ちゃんとそう書いてありまして、この悲しみをぶつけるところがないw
しかもJPLAY導入作業したのがもう3年近く前なので、いったいどうやったのか記憶の彼方・・・


というわけで、まる2日間悪戦苦闘の末、ようやく音が出てストリーミングサービスのTIDALは聴けるようになりました。
やっぱ良いですJPLAY!
けど、あれだけ猛烈に大変だったWin Server使わなくてもWin10の方が良い音がするような気がするのはきっと気のせい。


しかし、肝心のサーバーPCに入っている音源はまだ聴けず苦戦中・・・ちゃんとコントロールPCからサーバーPCの音源データは見えているのにJPLAYが認識しない・・・
当時のブログ見たら、同じところで壁に当たっているのだけれども解決方法が書いてないわけ

やれやれ
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真空管交換 [オーディオ]

連チャンの交換ネタ
稼働中の自作アンプですが、あれこれといじくり回しまして、自分的にはかなりエエやんけになっております。

ただ、プレート電圧が高杉なのでそれを下げるために余計な抵抗を使っておりまして、音の面からも、3時間以上の連続使用は危険という温度の面からもなんとかしたいのでありますが、そのためには電源トランス交換という一大事業を発動せねばならんのです。しかしオーディオトランスメーカーが消滅してしまった今となっては非常にコストがかかるのでありますよ、困ったことに。

趣味というものは、やっている人が減ってくるとパーツや道具を作ってくれる会社がなくなってしまうという儚いものなのであります。
ねえ、自作アナログオーディオ始めませんか?w


でもってここからようやく本題ですが、そんなエエやんけになってきた我が家のオーディオセットなのでありますが、最近音楽聴いていると、時々なんか微妙に歪んでる?って感じがして・・・

我が家の主力アンプの出力管、ナショナル6CA7のゲッター(管内の真空を維持するために帽子状に蒸着された銀色の物質)がかなり減ってきていて、上からヒーターの明かりが見えてるし、4本ともそろそろ寿命かしら
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6CA7って、1950年代にフィリップスで開発されて、ナショナルで作ってたのは60年前後から70年代
先輩の家から強奪してきたこの子たちは、もしかすると僕と同い年かもしれないのでありますよ。
いつから使われていたのか定かではないのだけれども、製造されてから確実に半世紀以上は経っている代物
先輩が中古のアンプから引っ剥がしたに違いない管を散々使い倒して、それから我が家に来てからも早30年以上は経っているので、使用時間たるや1万時間どころの騒ぎじゃないと思います。
これはレコード針も同じなんだけど、商売でなく個人使用だったら、いくつか持って使いまわしてれば一生持つんじゃないかなぁ。
バブルの頃のアナログ機器なんて、良いパーツをふんだんに使って超堅牢に作ってあるので壊れないしねぇ。やたら重いけどw
なので、いにしえのオーディオ装置って一度揃えてしまえば金かからないのよね。知識はある程度必要かもしれんけど。
今のデジタルオーディオはパソコンと同じで、DACの性能がどんどんアップするから大変だよね~データの規格もどんどん進化しちゃうし~

まあしかし、どちらにしろそろそろお役御免にしてあげようということで、新品を購入いたしました。
専門店で4本約1万円。測定して特性が揃っているものです。
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ロシア製。electro-harmonixというブランドにしてみた。
現在、真空管製造は東欧や中国が主流でありまして、そこから仕入れたやつを選別して販売ブランドが売っているようです。
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ナショナル製と比べるとやたらと太くてゴツい。もともとフィリップス製の6CA7は欧州規格ではEL34と言われてて細身でシュッとしていたので、僕はそちらのほうが好きなのですが、今欧米のビンテージ管はどえらい価格になっておりますので、とても手に入れようという気になりません。

さっそく差し替えてみます。回路がシンプル自己バイアスなので、他にはなんもしない。
出音は、低域がちょっと膨らんで、高域はスッキリした感じ。前よりも上がキレイに出てるように感じるのはやっぱり少々おかしくなっていたからかな・・・
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見た目が太いので、アンプ全体の雰囲気がゴツくなったのが気になるけど、思い切って交換して正解!
背景はお気になさらずw
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セレクターアッテネータ制作 [オーディオ]

夏に作ったアンプですが、アチコチ手を入れて、ますますこりゃエエなぁ~になってまいりました。
もうメーカー製のパワーアンプは飾ってあるだけ・・・とてももったいない┐('A` )┌

で、今度はプリアンプが目に付くわけで・・・
今は音源となるDACやフォノイコの出力がでかいので、もはやプリの役割って減衰になってしまっており、要らないんじゃないのって考えちゃったのでありますよ。
プリがなくなるとボリューム調整と、いくつかある音源の選択ができなくなるので、そこをなんとかしないとなりません。

ほんで、倉庫部屋から大昔に双極管1本で作った簡単なプリが出てきたので、その増幅部分を全部取っ払って、代わりにライントランスを入れたセレクター&アッテネーターを作ってみました。なんでトランスかっていうと、これ通した音が好きなのと、使ってあげないと可哀想だし(^^ゞ

ところが、鳴らしてみたところ、元々付いてたボリューム抵抗が何故かAカーブなもんで、ちょっとつまみを回すと大音量で全然役に立たない。なんでここに付いてるのか謎です。これを作ったときの記憶がない。箱に作った年が書いてあって26年前。今よりボケてないはずなのに
ちなみに、ボリュームとして普通使うのはLOGカーブで、抵抗値が対数的に変化するほうが実際の聴こえ方とよくマッチするのです。
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これ超絶安物なので、奮発して価格20倍ぐらいのやつに換えます。
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東京光音の抵抗を購入。姿形ですでに音が良さそうに思える。
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もうね、絶望的に配線が下手なので載せたくないんだけど、こんな感じで完成です。

もう何かを出さないと置く場所がない(^^;
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ほんで、音出し~~
今までマスクされてた知らない音が聴こえる。やっぱこのレベルのプリだと無いほうがイイ!
ただ、リモコンが使えないってものすごく不便。便利さに慣れると人間堕落しますなぁ~
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JPLAY顛末 [オーディオ]

Windowsで動くネットワークオーディオソフトとして、たぶん最高峰の音質を誇るJPLAYですが、日本語のサポートデスクがあまりにも酷すぎて理解を超える言動が多く、辺境の当ブログにも規約違反だとメールを送りつけてきてました。
そのため、導入したもののその後何も書くことができず、当ブログを読んでもしJPLAYを導入しちゃった人がいたら、不愉快に遭遇させてしまって大変申し訳ないことをしたと思っておりました。


ところが、あまりの悪評がようやく本国のJPLAY代表に届いたようで、このたび日本語デスクの契約解除となりました。

http://asoyaji.blogspot.com/2019/08/jplay_1.html

まるで悪代官がお縄になった如くで、たいへん喜ばしいことであります。


JPLAY導入時にとてもお世話になった方々のブログほぼ全てが、JPLAYについて書くことができなくなっていた異常事態がようやく収束します。
ソフトとしては大変良いものですので、日本でのサポート体制が今後どうなるのかはわかりませんが、良い形に収まってくれればと思っています。

初めて音を出した瞬間のあの感動を、もっと沢山の人と共有したいものです。
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アンプ作り完成編 [オーディオ]

というわけで、じっくり作ろうと思ってはいたわけですが・・・
わかってはいましたが、やはり2号機もあっという間に完成!

ちっこいスピーカーを繋いで、初めてステレオで鳴らしてみます。
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突拍子もないところから音が聴こえる!


ステレオの位相が逆だった┐('A` )┌


修正してじっくり聴いてみます。
はっきり言って、超ドンシャリな音。低域がボワンボワンうるさくて、高音がギラギラしてます。

まあ、このスピーカーそのものが元々そういう傾向の音ではありますが、それにしてもヤバい気がします。
2日間みっちりエージング。かなりまろやかな音になってきましたが、ドンシャリ傾向は変わりません。


3日目、満を持してデカスピーカーを繋いでみます。
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もう凄え低音。地震か!レベルw
メタル以外では決して使えない。そのうえキンキン。全然ダメです。
このままでは使い物にならないので、ダンピングファクターを改善するために負帰還をかけることにします。

で、どのくらい掛けるかさっぱりわからないので、道具箱を漁って見つけた100kΩと240kΩを使って実験してみます。
まずは100kで聴いてみますと、めっきり普通のアンプに変身しました。
ただ、まだちょっとボンついてる感じなので、240kを並列にして70kで聴いてみます。


なかなかいいですよ!スピーカーが喜んでる感じ。
いつも使ってるONKYOのパワーアンプがめったやたらと地味な音なもんで、こういう色が濃い音は感動的です。
あ~やっぱりこういう音好きだわぁ~。タンノイは真空管が合うのかなぁ。


慣らし運転を兼ねつつ負帰還をどれぐらい掛ければ1番良い音かをテストいたしました。

新しい抵抗を購入していろいろと差し替えてみます。
その作業中に気がついたのは、ウチにあった使い古しの抵抗の音がとても良いってこと。
今回どんなもんか知りたかったので、全部新品でお高いカーボン皮膜抵抗ってやつを使ってみたのだけど、それよりゴツいソリッドカーボンの方が断然好きな音がする。


なんだか音がすごく濃いのだ。しかし自然で白い雲がクッキリと浮かぶ青空のようでもある。
調べてみたら、A&Bって会社のカーボン抵抗で、とっくの昔に廃盤らしい。

100kΩが8本あったので測ってみたけど、それほどバラついてもいない。
昔は金属皮膜が高級品で、カーボン抵抗なんて数10円だったような気がするのだけど、今は神格化されてプレミアが付いてるみたい。
でも実際良い音がすると思う。
比較しちゃうと新しく買ったやつは、いくら聴き込んでも薄曇りのような感じ。柔らかいのだけど物足りない。昭和の初老には、圧倒的にA&Bの方が好ましく感じる。


そこで、初段とドライバーのグリッドの抵抗が同じ値だったのでA&Bに交換してみた。
クッキリした分音量を上げるとうるさい感じなので、更に負帰還を増やして、抵抗値20kΩ台でざっくり計算でもうちょいで6dbぐらいのNFBというところに落ち着いた←かなり適当

上も下もだいぶ落ち着いて、でも音の勢いはそれほど落ちてない感じで、いまのところすごく満足。
ONKYOのアンプでは必須だったスーパーツィーターも全く必要ない。


ただ、電源オフ時に結構派手なポップノイズが出るので、スピーカーを切り離すスイッチを付けてみたのだけど、いろんな音が行方不明になるぐらいむちゃくちゃ音質が悪化したので外さざるを得ず。
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その辺に落ちてたスイッチじゃダメだった(^^;
なので、いちいちケーブルを片方外してから電源スイッチを切らなきゃならなくてむちゃ不便w まあそれも楽しいということにしておこう。

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なんの補正回路もない、これ以上ないぐらいにシンプルなアンプなので、歪みだの位相回転だのいろいろとありそうだけど、とても好きな音の出るアンプができました。
ノイズは4mV。電源のコンデンサーの容量からしてたぶんこれ以上は下がらないので、これはこのままで。(前に0.1mVと書いたのはなにかの間違いです)
昔はアンプができたら先輩の家に持っていって測定してもらったのだけど、もう近くに発振器やオシロ持ってる人がいないので、これ以上何もやることがなくなってしまった´Д` )

あとはサンシャインの電源ケーブルでも組み込もうかな・・・すごいよサンシャイン
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