真空管交換 [オーディオ]

連チャンの交換ネタ
稼働中の自作アンプですが、あれこれといじくり回しまして、自分的にはかなりエエやんけになっております。

ただ、プレート電圧が高杉なのでそれを下げるために余計な抵抗を使っておりまして、音の面からも、3時間以上の連続使用は危険という温度の面からもなんとかしたいのでありますが、そのためには電源トランス交換という一大事業を発動せねばならんのです。しかしオーディオトランスメーカーが消滅してしまった今となっては非常にコストがかかるのでありますよ、困ったことに。

趣味というものは、やっている人が減ってくるとパーツや道具を作ってくれる会社がなくなってしまうという儚いものなのであります。
ねえ、自作アナログオーディオ始めませんか?w


でもってここからようやく本題ですが、そんなエエやんけになってきた我が家のオーディオセットなのでありますが、最近音楽聴いていると、時々なんか微妙に歪んでる?って感じがして・・・

我が家の主力アンプの出力管、ナショナル6CA7のゲッター(管内の真空を維持するために帽子状に蒸着された銀色の物質)がかなり減ってきていて、上からヒーターの明かりが見えてるし、4本ともそろそろ寿命かしら
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6CA7って、1950年代にフィリップスで開発されて、ナショナルで作ってたのは60年前後から70年代
先輩の家から強奪してきたこの子たちは、もしかすると僕と同い年かもしれないのでありますよ。
いつから使われていたのか定かではないのだけれども、製造されてから確実に半世紀以上は経っている代物
先輩が中古のアンプから引っ剥がしたに違いない管を散々使い倒して、それから我が家に来てからも早30年以上は経っているので、使用時間たるや1万時間どころの騒ぎじゃないと思います。
これはレコード針も同じなんだけど、商売でなく個人使用だったら、いくつか持って使いまわしてれば一生持つんじゃないかなぁ。
バブルの頃のアナログ機器なんて、良いパーツをふんだんに使って超堅牢に作ってあるので壊れないしねぇ。やたら重いけどw
なので、いにしえのオーディオ装置って一度揃えてしまえば金かからないのよね。知識はある程度必要かもしれんけど。
今のデジタルオーディオはパソコンと同じで、DACの性能がどんどんアップするから大変だよね~データの規格もどんどん進化しちゃうし~

まあしかし、どちらにしろそろそろお役御免にしてあげようということで、新品を購入いたしました。
専門店で4本約1万円。測定して特性が揃っているものです。
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ロシア製。electro-harmonixというブランドにしてみた。
現在、真空管製造は東欧や中国が主流でありまして、そこから仕入れたやつを選別して販売ブランドが売っているようです。
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ナショナル製と比べるとやたらと太くてゴツい。もともとフィリップス製の6CA7は欧州規格ではEL34と言われてて細身でシュッとしていたので、僕はそちらのほうが好きなのですが、今欧米のビンテージ管はどえらい価格になっておりますので、とても手に入れようという気になりません。

さっそく差し替えてみます。回路がシンプル自己バイアスなので、他にはなんもしない。
出音は、低域がちょっと膨らんで、高域はスッキリした感じ。前よりも上がキレイに出てるように感じるのはやっぱり少々おかしくなっていたからかな・・・
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見た目が太いので、アンプ全体の雰囲気がゴツくなったのが気になるけど、思い切って交換して正解!
背景はお気になさらずw
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tai-yama

ナショナル製の4本は卒業してしまったと・・・
交換して50年持つなら次の交換は無いですね(あったら怖いかも)。
by tai-yama (2021-02-12 00:00) 

パグ太

tai-yamaさん、おはようございます

うまいことおっしゃいますねw
次の交換時期には110歳超えですわ。ギネスに挑戦しちゃうレベル
by パグ太 (2021-02-12 10:44) 

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