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爆死アンプの後継機 [オーディオ]

春ぐらいの出来事なのですが、「ながら聴きのスピーカーをなんとかしたいシリーズ」の続きの話となります。

中華製デジタルアンプを吹っ飛ばしてしまったので、しばらくはV-FETアンプを使っていたセカンドシステムですが、V-FETアンプがリニューアルの結果メインシステムのアンプに昇格したので、真空管アンプを使うことになりました。

冬の間はこれで問題なかったのですが、最近は短い春が終わると一瞬で夏になるわけでして、真空管アンプでは部屋が灼熱地獄に・・・
3月の段階ですでに暑すぎてエアコン必須になってしまったので、また安い中華デジタルアンプを買わねばなるまいと思っていたところ、こんな動画を発見!
おじさんたちが、それぞれいじったラックスマンのアンプキットを持ち寄ってあ~だこ~だ言い合うという一般人には意味不明な動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=t75kQzOYTe0
すごく安いし音も良いのに感動して、このラックスマンのデジタルアンプキットがおまけで付いた雑誌をお取り寄せ。
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基盤はすでに出来上がっており、シャーシを組み立てるだけで完成です。
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あまりに簡単過ぎてちょっとがっかり(^^ゞ

で、視聴!
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なんか、ペンペンな音がします。安っぽいというか・・・
かなりの時間音出し続けましたが次の日になっても傾向は変わりません。スッピンではどうしようもないので、前段のオペアンプを、爆死した中華アンプを大変身させてくれたOPA627AUに交換。
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いきなり高級アンプの音になりましたw
これは、中華アンプのときもそうだったし動画の中でも言っているように電源を良いものに替えて、さらにコンデンサー類も交換すれば、もっともっと良くなっちゃうと思うのだけど、この段階でもう満足なんでこれでいいや。

D級アンプのICって、ホントにすごいと思う。周りのパーツを替えると大化けする。デカくて重くて熱くなるアナログアンプが勝負するには、そうとうな根性が要るような~、主に予算的な~・・・
それよりなにより部屋が暑くならないのは素晴らしいよなぁ
タグ:LXA-OT4 LUXMAN
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プリアンプ [オーディオ]

中華製のスイスメーカー丸パクリ回路のプリアンプ。

予想以上に素晴らしくて、このところずっとウキウキしつつ聴いておりましたが、やはり中身をバチモンから本物に替えるともっと良くなる!という某ブログに触発されて、主要パーツのみ交換しました。

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これが、元の状態。

すごくシンプルですが、黒い塊2個に秘密があるようでして、モールドされているので中身はわかりません。
今回交換するのは、ブルーのコンデンサーと電源のダイオードです。

青いコンデンサーが全部で19個もあるので、新兵器「はんだシュッ太郎」を導入。
溶けたハンダをシュポッと吸い取る機能を持つハンダゴテでありまして、ビックリするぐらい効率がよいです。サクサク作業が捗りますわ~。これまではハンダ吸い取り線を使ってたのですが、比較にならん。
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で、新しいコンデンサーを付けます。
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ダイオードも交換して、完成~ヽ(^o^)丿
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ニチコンみたいな何か。1個腐れてる。

で、音を出してみたわけでありますが、
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あと、ヴォリュームと細かいコンデンサーも交換するともっと良くなるそうだけど、ここまで来ちゃうともう十分満足でありまして、やるとしても当分先だなぁ。
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V-FETアンプのリニューアル [オーディオ]

オーディオの線材をエナメル単線に替えていくにつれ、ピアノの高音やベル系のパーカッションが嘘みたいに澄んで聴こえるのが非常に気に入ってしまいまして、これまでまろやか方面に振っていたシステムをにわかにスッキリハッキリ方向に変更しつつあります。

ほんで、ほっこり系トランス入り自作セレクター・アッテネーターを、市販のプリアンプに変更。
このプリアンプ、ヨーロッパ製超絶お高いアンプの回路を丸パクリした中華製。回路が良いのでスッピンでもなかなかの音質らしいので輸入。

しかし聞きしに勝る濃ゆい音なので、どうも真空管アンプとの組み合わせだと腹がモタれる。なので、さっぱりした音の自作V-FETパワーアンプと組み合わせてみたら、素晴らしいんですわ、これが。
ただこれ、作ったのが32年前。メインシステムで使うのは少々心配なので、パーツを新品と入れ替えることにしました。
石はもう製造していないのでこれはそのまま使うとして、コンデンサーと半固定抵抗、FETのゲートの抵抗を音の良いものに交換。信号が通るところは全部ハイグレードパーツにしちゃう。線材も簡単にできるところは全部エナメル線に交換ですよ。
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電源部分のダイオードも音が良いってやつを購入したのですが、定格がちょっとギリなので、これはプリアンプの電源に使っちゃう予定。プリの中身は中華製バッタパーツてんこ盛りなので、やる気がモリモリの今のうちに本物の日本製に入れ替えちゃう予定。

ほんであっちゅう間にパワーアンプ完成!
最初に電源入れるのが緊張するんだよなぁ~ドキドキ・・・・と思ってたら、もうスイッチ入ってた。逆さまにして作業してたので間違えちゃったw
幸いなことに爆発もせず問題なし。

で、調整作業も終了して、毒見役スピーカーに繋いでシェイクダウン。
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5時間ほど慣らししてから、メインシステムに組み込んで音出し~
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もうね、開いた口が塞がらないほど良くなっちゃってビックリですよ。やっぱフィルムコンデンサーといえども劣化するのだろうし定評のあるパーツは裏切らない。音の良いものはどんどん製造中止になるけれども・・・(^^ゞ
しかしこれだけ衝撃的に良くなってれば、当分満足できるかも~

次の作業のプリアンプの中身入れ替えなのだけど、今の組み合わせですごく良いので当分これで聴き込んでみようかのぅ。
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電線病末期 [オーディオ]

何もしないでいると、怒りと悲しみがフツフツと湧き出てくるわけでして、このようなときにはひたすらに手を動かしていると心の安定が得られるのであります、私の場合。

昔からオーディオ系のブログをあれこれ読むのが好きなんですが、だいぶん前に読んだ記事でこんな話が・・・
オーディオ線材は、エナメル線がベスト!
まさかぁ~と思っていたのですが、何かやらなきゃいけないので試しに作ってみることにしました。

ハンダのしやすさを考慮して、PEWはやめて0.5mm径のUEWエナメル線をアマゾンで購入。
ちなみにUEWはポリウレタン、PEWはポリエステルが表面に焼き付けてあるのであります。

まずはお試しなので綿スリーブなしで、PCとV-FETアンプをこれで繋いでReference21で音出し。アンプースピーカーはモガミのスピーカーケーブル。
単線のRCAケーブルなんて初めてです。
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こんな情けないもんで良い音するんかいな?するわけねぇだろ~常識で考えろや、まったく。ポチッと


めっちゃ良い音する!(;゜∇゜)


いやホントにマジか~っ!て感じ。
第一印象は、高域がキツくなった感。それまで使ってたのがサンシャインのケーブルで、こちらはなめらかでふくよかな感じが特徴。それと比べると冷厳って感じ。好きなモガミの細いのよりも更に色気のない音です。
けれど全体的に細かいニュアンスがワラワラと聴こえてくる。2日めになると、慣れてきたのかエージングの結果なのか、高域の硬さはだいぶ取れて、誇張なく上から下まで綺麗に出てる感じになりました。

これまで、ケーブルによって音域が上や下に伸びるとか音が太くなるとか細くなるとかは経験してきましたが、情報量が増えるというのは初体験でありますよ。
まあ電線なんてもんは、これが基本のはずであって、こうすればこういう音になるという経験則の集合体になっている現代のケーブルの方がオカシイのではないかと思っているのですが、いままで基本に一番近いと思っていたのがモガミだったのだけど、これはちょっとレベルが違う感じさえする。

え~と、値段のことはあまり言いたくはないですが、10m740円ですからね。メーター74円。長いロールで買えば劇的にお安くなりコスパ最強!
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あまりにビックラしたので、メインシステムの真空管アンプに繋いでいるセレクターアッテネーターの内部配線も全部0.5mmエナメル線に変更。

ヽ(^o^)丿

あ~しかしもっと早く実行すべきだった。こんなに変わるなんて楽しいなぁ~
そういえば昔ブログで、ウェスタン・エレクトリックの黒エナメル単線で紙と布のスリーブの電線が一番良い音なので、内部配線も接続ケーブルもそれしか使わないって書いてた人がいたけど、普通の銅を細い単線にして自然素材で覆ってあるってところは一緒なので、今にして思えば、その人もこの記事を書いた人と同じように耳の良い人だったんだな~。ただWEのケーブルって希少で目の玉が飛び出るほど高価だけどw

しかし、内部配線は見えないから良いとして、ケーブルで使うと見た目が迫力ないちゅうか、猛烈にカッチョ悪いのが難点だな。
あと引っ掛けたりすると簡単にぶっちぎれてしまうので、ワン子が通る場所は危険!
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上に寝ていらっしゃいますけどw
マジで中華アンプの二の舞いになりそうなんで、2mmワックスコード丸紐ってやつを速攻購入。色はレトロなオリーブグリーンで。中身の紐を抜いて代わりにエナメル線を通して完成です。
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ついでに1.2mmのPEWエナメル線と3mmのワックスコード丸紐も手に入れて、スピーカーケーブルも作成いたしました。PEWはハンダでは表面が溶けそうもないので、先端をバーナー型のライターで炙って表面を焦がしてからカッターで削りました。
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PCーV-FETアンプーReference21をそれらで接続して音出し

ヽ(^o^)丿

うちはもう全部これで行くわ!エナメル線すげぇ

でも、音がかなり落ち着いてきた頃に気がついたのですが、高域の音に少々チリチリした付帯音が付いているような。その辺りは耳鳴りの周波数とも近くてそれが干渉しているのかとも思いましたが、じっくり聴いててもやっぱり聴こえる。
アンプの古くなった素子が雑音出しているのか?SPケーブルを換えるまでは気が付かなかったので、換えたことで聴こえるようになったのか、はたまたスピーカーケーブルから発しているのか?
パーツ換えるならどれかなぁ~といろいろ考えていたのですが、ふとアンプのコンセントをプラマイ逆に挿したら治って、しかもまだちょっとキツかった高域が落ち着いた。
逆差しが聴き取れたの初めて!
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終?・ながら聴きのスピーカーをなんとかしたい [オーディオ]

こんなに続くはずではなかったのに、いろいろと起こるもんだから終われないという・・・(^^ゞ

お手軽アンプが爆発してしまったので、ながら聴きができなくなっちゃった現状をなんとかせねばなりません。

そこで、中華アンプの電源としての立場に甘んじていたV-FETという増幅素子を使った自作アンプを復活させることに決定。
もはや当初の計画は迷走し右往左往であります。

このV-FETって素子は、純国産品でオーディオのためだけに開発されたFETなのです。とっくに製造中止されているのですが、一時オーディオメーカーからそれを使ったアンプが販売されてました。
この自作アンプの印象としては、すっきりとしてて全然迫力ない音なんだけど、用途的にもこの新しいスピーカーにも合うんじゃないかなと思うんですよね。

で、ひっくり返して外してあったケーブルをせっせとハンダ付け。
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この回路の記事が出てる1989年6月号のMJ(無線と実験)
このアンプは'90年末と裏にサインが書いてあったので現在31歳でいらっしゃいます。
そのころすでにV-FETは廃盤になって数年経っていたのだけど、窪田式アンプで自作オーディオファンの間では有名な窪田登司という方が、V-FETって音良いから無くなる前にみんなも使ってみてごらんよ的趣旨で、非常にシンプルな回路の製作記事をお書きになり、それを読んだ当時のワタクシは、そうかそうかこんなに簡単でそんなに音良いのか~そんなら作ってみるべになったわけです。
「V-FETとMOS-FETのカスコード・ブートストラップ接続によるNO-NFB 0dbパワーアンプの製作」という記事です。奇しくもNO-NFBであります。

回路図を追わなくても、ちゃんと接続する場所ごとにケーブルの色を変えてあったので、あっという間に作業は完了。
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昔の俺ってこんなに几帳面だったのね(驚
でもやっぱFET飛ばしちゃったら万事休すなので、慎重にチェックをしてから、ソニーの毒見役スピーカーに繋いでスイッチオ~ン

爆発せず煙も出ず一安心です。

ほんで調整作業。2つの可変抵抗の組み合わせなので、なかなか合わない。手間取っていると、なんかヤバい熱波を感じる。
そういえば、このアンプ猛烈に熱くなるんだった。ファン付けないとだめじゃんかレベルでチンチンになってるけど、炭火みたいに団扇であおぎながらそのまま音出し。

♪( ´▽`)

端正でピュア~な音ざます。
昔は迫力ねぇ~と思ってたけど、今は味が濃いものは腹にもたれる。とは言っても、中域は妙に艶っぽいしズ~ンとくる低音までしっかり出てる。澄んだ高域が清楚な感じを醸し出してるのかな。
でかい音の楽器の向こうで小さく鳴っているような音を拾える奥行きがある。しかも生々しいのに疲れない出音。
ずっと求めていたものはすぐ近くにあったんだよ、チルチルミチル。

しかも、ず~っと聴いていても耳が辛くなるなんてこともない。
目論見通り、このV-FETアンプとスピーカーReference21は相性ぴったりだ。なのだけど、
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いったいどこに置くというのか(デカい)

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ファン2連装で熱対策は完璧。低速で回して人肌ぐらいでキープ。これから毎日常用すると思うんだけど長持ちして欲しい。
タグ:V-FET
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