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2023年ぶどう総括 [ぶどう栽培]

10/3に今年最後の収穫をしました。
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摘粒をほどほどにしたので、やたらとデカいラスボス風
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品種はピオーネでほぼ640g!
糖度も上がってて美味しかった・・・けど朝の楽しみがなくなってしまってちょっと寂しい。

今年は、デラウェアもでかい4倍体も種無し処理は完璧だったし、摘粒/摘房も良い塩梅だった。
のだが~
6月からの強烈な太陽光線で葉が大量に焼けたのと、梅雨後期に強風で屋根のビニールが破壊されてしまったのが痛かった。青いままの酸っぱい房がいくつかできてしまい、それらはいくら長くぶら下げておいても甘くはならなかった。特に藤稔が顕著で、枝によっては途中で実を育てることを放棄して干し葡萄ができていた。

良い方の想定外は、初生りのクイーンニーナが非常に出来が良かったことだが、実は雨に弱く葉が痛みやすい品種のようだ。

来年は消毒とジベレリン・フルメット・アグレプトは今年と同様にして、葉が焼けず風に強いビニールのかけ方を考えないといかんなぁ~
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糖分過多 [ぶどう栽培]

前回設置した対ハクビシン電撃機ですが、効果てきめんでありまして、あれ以来、果樹の食害はパッタリとなくなりました。
真夜中にコソコソ忍び込んだら、バチーッヒャ~となったのでありましょう。想像するとついつい笑みが・・・


話は変わって、8/12巨峰2号木の今年初採り。
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糖度は16~17と予想通りちょい低め。でもまあ美味しいレベルにはなってる。

ぶどう棚を覆っていたビニールが7月初旬のゲリラ豪雨の日に、猛烈な強風でビリビリになり撤去したため、現在はもろ露地栽培状態なのであります。
薄いビニールではあの風にはどうがんばっても耐えられん。むしろ今までよく持った。まあ梅雨の時期をしのげただけでも良かったと思おう。

しかし、撤去後の連日の雨で、ただでさえ太陽に焼かれて葉が少なくなっているというのに、病気も始まってさらに葉が落ち続けて、天井部はすでにスカスカ状態。去年までは日が差さなかったベランダがすごく明るいw
巨峰2号木とクイーンニーナは低いところに主幹があり、垂直に結果枝を伸ばしているので、葉の数は他の木に比べるとまだましなのだが、天井を水平に這っている残りの4本は期待薄。

で、今年2年目で初生りとなった赤ぶどうのクイーンニーナを8/17に収穫。
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スカスカで見た目は悪いのですが、糖度を測ったらなんと22度超え!!
驚きの甘さであります。ブドウ栽培始めて以来の最高値を記録。

で、次の日に採った房は更に更新して24.5度。全粒がもはや砂糖漬けぶどうの味。一言で申し上げて、甘すぎます。
初生りなので、枝は多いのに花穂が少なくてそこからさらに落としたので、糖分が集中したのかもしれないけれども、近所のホームセンターで安売りされていた挿し木苗が、ここまでやってくれるとは感無量~

糖尿病と虫歯に注意しなきゃ
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ぶどう収穫開始 [ぶどう栽培]

7/13からデラウェアの収穫をはじめました。

去年の経験を踏まえ、今年は房を28にして粒も減らしてます。
摘房・摘粒をしないでいると粒がちっちゃくなってしまうので、気合を入れて摘粒したので房は小さいですが、粒は普通サイズに近くなったのでミッチリ。しかも甘くなりました。ジベ処理もドンピシャで今年は完璧~ヽ(^o^)丿
45L鉢栽培の主幹2mでここまでイケます。
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毎日食べられて幸せ~

しかし、6月末からの狂ったような暑さのせいで、
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棚上面の葉が焼けてしまって、枝によっては葉が1枚もない悲惨な状況・・・
去年は棚より下には日が差さなかったのに、こんなに空が見えちゃ駄目でしょ。

それでも藤稔や巨峰は色も上がってきていて、
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もうすぐ美味しくなりそうですが、ピオーネはまじヤバい
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葉がなきゃ糖分ができてこないので、このまますっぱい葡萄になってしまうのか。それとも他のまともな枝から供給されるのでしょうか。

去年も葉が焼けちゃったので、屋根の形状を変えたのだけど、屋根裏部屋みたいに密閉された環境になったのが被害が拡大した原因か。上と横はビニール、下は葉で覆われて、中は高温多湿で蒸散ができなくなって焦げちゃったと思われます。なにより例年イモムシが発生して葉がやられるのだけど、今年はまったく発生しない。虫も生存できない灼熱地獄w

ビニール取ると病気になるし、来年はPCファンでも導入しようか・・・
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ぶどう開始 [ぶどう栽培]

去年の春に張ったブドウを雨から守るビニール、分厚くて補強も入っていて良かったのですが、たった1年でものすごく劣化いたしまして、ほぼ光を通さない不透明な乳白色な膜になってしまいました。
むちゃくちゃ高かったのに~┐('A` )┌

どうしたもんか~と悩んでいる間にもどんどん芽が膨らんで来てしまいましたので、毎年替えるなら安いのでいいやと薄~いビニールを購入。
ついでに、去年ビニールにくっついてた葉が太陽光線で焦げちゃったので、棚を三角屋根から傾いた台形に進化させました。

4/5に張ったのでその日の写真を
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これは去年植えたクイーンニーナ。
怒涛の勢いで伸びて、中段の2mを1年で楽勝で達成。僕の技術が上がったのか、この品種がすごいのか分かりませんが、2mの左右に付いている芽28個全てが発芽!しかし、中段はすべて上向きに伸ばしていくのでちょっち大杉なのよね。
ともあれ赤ブドウの初生りが採れそうです。

こちらは、藤稔くん
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もう4年目だったかな?それなのに、いまだ上段2mの端まで伸びていないので、今年も延長枝を作らねばなりません。勢いがないにも程がある!

で、4/12のクイーンニーナ
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成長も揃ってなかなかに順調です。

こちらは今日の巨峰2号木の花穂。
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いい感じで成長中です。

今年の開花時の作業としては、
巨峰系ぶどうは、満開2週間前にアグレプト200ppm、満開時にジベ25ppm+フルメット5ppm、2週間後にジベ25ppm
デラウェアは、満開2週間前にアグレプト200ppm+ジベ100ppm+フルメット3ppm、満開10日後にジベ100ppm+フルメット5ppm
で行こうかと思ってます。展着剤も忘れないようにしないとな。
ジベレリンは、花房浸漬後72時間に湿度80%以上が8時間以上ないと効果が落ちるので、無風曇りで夜に冷える日の夕方がベストなのですが、なかなか満開日と一致しないんで悩むんですわ。今年はいかに・・・
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2022年度ぶどう栽培総括 [ぶどう栽培]

今年最後のぶどうを収穫しました。
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品種はピオーネ
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重量は514g。糖度平均20度ほど

今年の収穫量は、
デラウェア:40前後(鳥に20ぐらい寄付)
巨峰1号機:14
巨峰2号機:10
ピオーネ:14
藤稔:10

問題点は、やはり色づきが悪かったということと、糖度の上がりも悪くて収穫初期の8月上旬で平均16度ほど。最近ようやく19度を超えてきたというところ。
色が上がらないという現象はぶどう農家でも頻発しているようで、原因は夜の気温の高さらしい。

ただ今回のうちの場合は、糖度の上がりの悪さと合わせて房のつけ過ぎが大きな要因だろうと思う。黒ぶどうは糖度が上がらないと黒くならない。8月にそれに気がついて一気に房を減らしてみた(食べまくった)結果、それ以降はある程度は挽回できたように思う。
あと、今年から全体をビニールで覆っているのだけど、雨を防いでくれることによって葉の病気がてきめんに減った(今年は春以降は部分的にしか消毒してない)ので非常に効果があった。
ただ6月下旬のいきなりの猛暑で上の方の葉が一気に焼けてしまったこともあり、来年は葉がビニールに接触しないようになにかしらの工夫が必要だ。

また葉ダニの発生に注意はしていたが、なにしろ見えない(年齢的遠視)ので、葉の黄変で気がついたときには遅かった。予防的殺ダニ剤使用が必要。枝伸びは夏には収まるので、肥料の加減は良さげ。
4倍体のジベレリン処理はフルメット併用もあってかドンピシャだったようで、ほぼ完全に種子なしにできたし粒の大きさも稔くんを除き申し分なかった。
それから今年新たに春に挿し木苗のクイーンニーナを25L鉢に植えたのだが、主幹がどんどん伸び4mを超えたので8月に摘芯。冬に45L鉢予定。自根苗は成長が悪いと聞いてたけど、接ぎ木より圧倒的に強いみたいだが・・・

害虫は、イモムシ系やコガネムシに多少はやられたけど概ね平和な年でありました。来年はもうちょっと安定した気候になってくれると良いのだけれども・・・
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