ギター修理 [音楽]

アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」のぼっちパートを弾くぞ!と決意してから早20日ぐらい経つのであります。
常時ヒリヒリしていた左手の指先も頑丈に進化いたしまして、もはやいくらチョーキングをカマしても痛いことはなくなりました。

主題歌ともう1曲の運指はすべて覚えてはいるのですが、如何せんスピードが上がらない。今の倍速で指が動かないと原曲のスピードでは弾けないのであります。
BPM190超えなんて鬼速曲はおじいちゃんの時代には無かった・・・
こればっかりは時間をかけねばどうしようもないので地道な基礎練をメトロノームを鳴らしつつ渋々やっておりますが道は遠い・・・

で、弾こうと思いついてから発掘したギターでありますが2本ありまして、ギブソンのレスポールと、moonといういろんなメーカーのパーツを組み上げて販売するという会社のストラトでありあます。
ぼっちちゃんは、最初のうちはレスポール カスタムというギターを使っているので、レスポールで練習していたのですが、これが猛烈に重い。立って弾くのは10分が限度。肩と首が死ぬ。
買うときに楽器屋に同じのが4本ほどあり、杢目が綺麗だけど超重いのと、普通の重さだけど杢目がイマイチで悩んで、やっぱ杢目!で決めたのでしょうがないのだが、さっき測ったら4.85kgもあった。ちなみにmoonは3.7kgう~む
まあ僕は弾きたいからギターを買っているわけではなくて、綺麗に出ている杢目が大好物なだけなので無問題!
前はもう1本あって、バリ杢のミュージックマンのEVHモデルでしたが、手放してしまって残念なことをしました。軽くてネックも一番弾きやすかった・・・


で、ようやく本題でありますが、このmoonのストラトなのですが、ずっと使わずにしまっておいたためか、ノイズがすごいことになっておりまして、volノブに触れただけでガ~、回すとバリバリ、弦に触るとバチバチっとなるのでありますよ。音色より雑音のほうが多い・・・
これは可変抵抗が完全に駄目だし、もしかするとアースのラインがどっかで接触不良って感じ

ネックが薄めで握りやすい反面、ストラトはLPよりフレット間隔が長いしテンションも高いので指がひ弱なときは辛かったのですが、強靭な指先を手に入れた今はやっぱりアンプで鳴らしたい。
というわけで直してみました。

購入したパーツは、
IMG_8974
500kΩのスイッチ付きポッドAカーブを2個と、なにやら音がいいらしいオレンジドロップという0.022μFのコンデンサー1個。
volをしぼったときのハイ落ちをなくすためのコンデンサーと抵抗回路(スムーステーパー)はそのまま使いまわし。
このモデルのピックアップは、シングルのサイズのハムバッカーなので、それをシングル動作にしたりPUの直列・並列を切り換えたりするらしいスイッチがボリュームポッドとトーンポッドそれぞれに付いているので、中の回路はちっと複雑です。ただ、たくさんの音色が作れたところで私にあまり意味はないわけなんですが・・・(^^ゞ
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作業としては、スイッチ付きボリュームポッド2個を取っ払って、新しいのをつけて回路を元通りに繋げるだけなので、どの配線がどこに繋がっているか写真をバシバシ撮っておいてから作業を開始。
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それほどの困難はなく作業終了。組み立てて記念撮影。
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ものすごく静かなギターになりました。元の音が分からないのでなんとも言えませんが、高いパーツを使ったので良い音になっていると思いま~す。
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ぼっち・ざ・ろっく! [音楽]

というアニメがありまして・・・女子高生がバンドを組んでロックするというお話であります。

見始めは、なかなかにおもろいギャグアニメだと思っておりました。
しかし、なにやらOPが素晴らしくて、普段アニメを見るときはOPをすっ飛ばすのですけど、毎回じっくり聴いてしまいます。
ついでに言うと、EDもヤケに気になるのでありますよ。
このアニメの音楽担当、只者じゃない・・・けどおもろいギャグアニメだな。と

で、運命の5話目。ライブハウスのオーディションでの新曲演奏のシーン。

ぶっとんだ((((;゜Д゜)))
弦のプレーヤーの手の位置や動き、背景のシンバルの揺れやバスドラの表革の振動とか、あぁここはライブハウスだ。
そのうえ曲が猛烈にかっちょイイ!

一気にこのバンドのファンになってしまいました。

架空のバンド、結束バンド。
けれども、その設計されたキャラが、声優・作画や作詞・作曲・アレンジのクリエーターやアーティストに寄ってたかって肉付けされた結果、最終回まで見ると、もはや実在するかのごとくの実体感を備えてくる。
14曲入りのアルバムも出てて、先日新曲2曲も出たし、現在進行で活動中のバンドみたい。こりゃシーズン2が待ち遠しいですよ。


で、こっから本題ですが、ぼっちちゃん(主人公のギターの子)パートを自分でも弾いてみたいという無謀な夢が・・・

というわけで、半世紀ぶりぐらいにギターを出してきて、まあ弦ぐらい替えなきゃと1世紀ぶりぐらいに楽器屋さんに行きまして歌詞に出てくるエリクサーを買おうと思ったら、記憶の値段の倍ぐらいする(O_O)
か、価格こうとう~

いくつか買っとこうとおもってましたが、1セットだけに・・・大事に使うし~
あと、弦スルスルになるフィンガーイーズとピック2枚を購入してきまして、さて弾いてみます。

無理!!

そういえば、俺ギター弾けんかったのだ


こちらは上のオーディションとはまた別の、見てたら感情移入しすぎて鳥肌ビンビンになってしまったライブシーン。


https://www.youtube.com/watch?v=5tc14WHUoMw
向かって右がぼっちちゃん。この暗い疾走感がタマランです。


いつかはおいらも

か~き~鳴~ら~せ~
ら~い~め~い~を~~
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中森明菜 [音楽]

5月のある日、ごはんを食べながらWOWOWでなにかライブやってないかな~と見てみたら、昔の中森明菜やってて、最初のうちは懐かしいなぁ~なんて言ってたのだけど、そのうち箸が手から落っこちるぐらい驚愕したのでありますよ。

中森明菜ってこんなに凄かったのか!

ごはん食べるのも忘れて全部見終わって放心しちゃった。
それからというもの、youtubeとAmazon musicをザクザク掘り返して聴きまくる日々を送っておるわけですが、とくにAmazonにあった「AKINA BOX」なるBOXセットは、彼女のワーナー時代のアルバムを発表順に全部網羅しておりまして、全183曲(ベスト盤も収録されているので重複はある)なので、朝から聴き始めても寝るまでに終わらないという代物であります。
それを仕事中もがっつり聴き込んでだいぶ分かってまいりました。

まず始めの方はあまり好みじゃないのであります。不良少女系アイドル時代でありますね。その頃はテレビをよく見てたので良く知ってて、逆にこの頃しか知らないので彼女のその後を知ろうともしなかったとも言えます。
あ~せっかく同時期に生きていたと言うに、なんともったいないことをしてしまったのでありましょうか。全盛期の彼女を生で聴いたら絶対泣く自信ある。

デビューは1982年。僕も就職した年なので同期( ´ ▽ ` )ノ
83年までに4枚のアルバムを出してるのですが、曲調も歌い方もいかにもアイドルっぽい。
それが84,85年になると変身してくるのです。
まずおぉ~ってなったのが85年7枚目の「BITTER AND SWEET」。1曲めの「飾りじゃないのよ涙は」は有名だしすごく良いのだけど、全然知らなかった2曲めのEPO作「ロマンティックな夜だわ」が、むちゃくちゃイイ!
ドラムが削ぎ落としたカッコよさでセンス良すぎなので誰じゃろと思ったら村上ポンタ秀一大先生でございましたよ。さもありなん!残念ながら去年亡くなられましたが・・・
さらにドラムでは「恋人のいる時間」という曲もすごいドライブ感満載なドラムで、こちらは神保彰!他にも3,10が青山純だとか6,9江口信夫、5が山本秀夫とか伝説な皆様大集合ですわ。とにかくこのアルバムはすごい。

そこから1枚挟んでの86年「不思議」。
これも全然知らなかったのだけど、初めて聴いてぶっ飛んじゃいました。この人、86年なんかにこんなすごい事やってたのか!しかも初めてのセルフプロデュースって・・・
アイドル味なんぞ影も形もなくなって、歌唱もこのアルバムで明菜節が完成した感があります。喉をおっぴろげて揺らしてるようなビブラートは彼女独特。誰も私のモノマネしてくれないってトーク番組で言ってたけど、誰もできんわ。

しかも驚いたことに、このアルバムの曲を2曲テレビでやっちゃっているんですね。セットも照明もダンサーもカメラもごいす~。当時の歌番組のレベルの高さ、たった1回の放映に命かけてる感が伝わりますなぁ。
いつまで見れるかわかりませんが、貼っておきましょうかね


https://www.youtube.com/watch?v=eIddemnqSVY
歌番なのにアルバムと同じにエフェクトバリバリかけて歌がよく聴き取れないミキシングにしてお茶の間に流すって凄いよね。これおばあちゃんとか見たら腰抜かすじゃろ。
さらにこのアルバム、声が後ろから聴こえてきたりしてなんか怖いのよw 録音が凝ってるのか、はたまたうちの機械がオカシイのか?

そして、オサレなアルバムと外国製アルバムを挟んで、88年ついに登場するのです!一番好きになったアルバム「Stock」が。
どの曲もキリキリに引き絞った弓の弦のような印象があります。
1曲めの「FAREWELL」も大好きなんだけど、全身全霊が素晴らしい「夢のふち」


https://www.youtube.com/watch?v=0LtW9L2dqV4

もうね、この時期の彼女はどれを見ても聴いても引き込まれてしまうのでありますよ。感情がなだれ込んでくる声とパフォーマンス。
けれどこれらの超新星爆発のような輝きの中森明菜の姿は、どれもこれもすでに30年以上も前の出来事であって、wowowで最初に見て仰天した堂々たる歌い手に成長した2000年以降のライブの彼女とはどこか違うのです。
不安定で儚くて脆いなにか。そして情念を全身全霊で周囲に叩きつけているような明菜と、円熟した表現力で曲ごとの感情を丁寧に紡ぐ明菜と・・・

前者を今はもう絶対に見ることができないのだと思うと時間の深い谷を見下ろすように悲しい。けれど、沢山の記録が残されていて、それらを楽しむことができることに感謝しないとね。
30年前に消えてしまってどこにも存在しない彼女に魅入られてしまった僕は、音源データをせっせと買うぐらいしか今更応援のしようがないわけではありますが

ワーナーパイオニアのサイトでデビュー40周年を記念して、彼女のコンサートのフル動画が公開されてます。
https://sp.wmg.jp/akinanakamori/#youtube
wowowでもまだ9月に彼女の過去のコンサートの放映が予定されているようでありますよ。僕みたいに、再発見したって人は多いのかもしれませんね。
もちろんずっとファンな人も沢山いるのでしょうから、いまさら僕なんぞが言うことじゃないかもしれませんが、
マジすげぇ中森明菜


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Night Ranger DAWN OF MADNESS TOUR [音楽]

もうね、ず~っと楽しみにしていたNight Rangerのライブに行ってきましたよ。

場所は三軒茶屋の人見記念講堂。大昔のEL&P再結成ライブ以来ひさびさです。
すごく前の方なのですが、はじっこという若干悲しい席。
IMG_7332.jpeg
今回は、デビュー・アルバムとセカンド・アルバムの完全再現ツァーという、何という俺得!なライブであります。
2枚めのころに知って、3枚めの7Wishesが出たときのツァーを仕事で行ってたデトロイト近郊の野外会場で見たことがあります。
ステージに魔法の壺があって、ドラムがリズムを刻む中蓋が開いて、メンバーがひとりずつ中から出てきて7Wishesのイントロがだんだん完成していくという、むちゃカッコいいステージでした。

しかしその後、5枚目のアルバムMan in Motionで一旦解散状態になっちゃったので、お付き合いは終わっちゃったのでありました。

あれから40年!(ホントは35年ぐらい?)
若者だったメンバーも観客であった僕も歳を取りました。

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ステージは1stアルバムどあたまの「Don't Tell Me You Love Me」からスタート。
まんま!まんまですよ!本人たちがやってるんだから当たり前だけどもw
ケリーのドタバタドラムもブラッド・ギルスの真っ赤なストラト股はさみも、なにより駆けずり回ってるジャック・ブレイズ!!ツインギターの高速すれ違いもやってたし。
最初っからウルウル・・・でも俺だけじゃないはず。
途中でブレイク入れて、観客に歌わせる。おっさんたち皆歌う。会場割れんばかり。

次が「Sing Me Away」。アルバム曲順通りみたいだ。
残念ながら、僕が見てた頃のツインギターの片割れジェフ・ワトソンはもういない。
まったくスタイルの違うギターなのに良いコンビだったので寂しいけど、代わりに入った若者が全く違和感なく溶け込んでいるし、クールなキーボだったアランも辞めちゃってるけど、なんかそっくりな若い人が入っててそこだけ時間が止まってる。
1部最後の曲が「Night Ranger」。途中にドラムソロが入って、最初はケリー1人で叩いていたのだけど、メンバーがスティックを持って次々登場。ドラムセットを取り囲んでそれぞれ担当の場所を叩くという、なんか和太鼓の乱れ打ちみたいなことやって、また曲に復帰してエンディングという壮大なアレンジになっておりました。
楽しくて嬉しくて哀しくてあっという間に1部終了~
5分休憩が入って、おじさんたちトイレへ。長丁場ですからねぇ。

ステージにもう1台ドラムセットが搬入されて、なにが起こるのかと思ったら、アコースティックライブが始まりました。
曲は1,2枚め以外からのセレクト。
最初は4枚めのBig Lifeから「Color Of Your Smile」。
ピロロピロロと上がっていくイントロを2台アコギでやってて、すごく綺麗な音色だった!
3曲めにエアロスミスの曲が入って、これまでやったこと無い特別な曲を皆のためにやったぜと言ってた(たぶん)
そのあとの「Reason to Be」はホントに素晴らしかったなぁ~。
このコーナーは4曲やって、また5分休憩。

いよいよセカンド・アルバムに突入です。NRのアルバムの中で一番好きかな~
怒涛の「Rock In America」から爆発したまま突っ走って最後の「Let Him Run」はアコギバージョン。
IMG_7343.jpeg
しっとりと終わりました。

まだ聴きたい?
当然です!

で、「Four In The Morning」。あのころのことが頭に湧き出てきて・・・
最後は「Goodby」
うるうる感動したのだけど、最後はけるときに神社の豆まきか!ってぐらいピックやらスティックやらを投げまくって、三三七拍子で〆てステージから去っていきました。

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2時間半みっちり濃厚なライブでありましたよ。
休憩時間以外は立っていたけどまったく疲れてない!アドレナリン出まくり。他のライブじゃ絶対ムリだな・・・
ここ数年で一番素晴らしいライブだった。それはたぶん思い出とくっついているからかな。
音楽は記憶の缶詰なんだね。

長い間続けてきてくれて本当に感謝しかないです!また来日してほしい!
なにしろ、見たばっかりだというのにもうロスが・・・´Д` )


7Wishesツァーの動画を貼っておきます。


https://www.youtube.com/watch?v=OTdZ89Ac1fU
35年。過ぎてしまえばあっちゅう間だな・・・



DAWN OF MADNESS Tour 2019.10.7@人見記念講堂 セットリスト

Dawn Patrol Part
1.Don't Tell Me You Love Me
2.Sing Me Away
3.At Night She Sleep
4.Call My Name
5.Eddie's Cmin'Out Tonight
6.Can't Find Me A Thrill
7.Young Girl In Love
8.Play Rough
9.Penny
10.Night Ranger(Drum Solo)

Accoustic Part
11.Color Of Your Smile(Big Life)
12.Forever All Over Again(Neverland)
13.Aint enought - Aerosmith
14.Reason to Be(Man in Motion)


Midnigft Madness Part
15.Rock In America
16.Rumours In The Air
17.Why Does Love Have To Change
18.Sister Christian
19.Touch Of Madness
20.Passion Play
21.When You Close Your Eyes
22.Chippin' Away
23.Let Him Run

Encore
24.Four In The Morning(7Wishes)
25.Goodby(7Wishes)


10/10追記
ウドーからのお知らせでこれを見たときにはすでに泣きそうだったもんね。ナイショだけど・・・
で、ツァータイトルを間違えていたことが判明したので修正しましたw


https://www.youtube.com/watch?v=UZf3N7eotss
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RUSHの終焉 [音楽]

新譜が出たら無条件に購入するというバンドが昔は沢山あった。
でも、今はひとつだけ。
それがカナダのバンドRUSHだった。

それなのに、今朝ネットを見ていたらこんなニュースが!

ラッシュのゲディー・リー 「ニール・パートはドラマーを引退した」
http://amass.jp/114893/


ドラマーは身体を酷使する。手首や肘、腰・・・
ラッシュのドラマー、ニール・パートもずいぶん前に身体に無理をさせない奏法の先生に師事して自分のドラミングスタイルを改造していた。けど、ダメだったんだろうなぁ。


僕は、「Moving Pictures」というアルバムで彼らのことを知った。Tom Sawyerって曲がラジオで流れたからだ。
すぐに買いに行った覚えがある。そのころVoは女性だと信じて疑わなかった。
調べたら1981年発売なのだな。
それからもう37年。彼らの音楽をずっと楽しみにしてた。


でも、なんにでも終わりはある。
僕よりも年上の彼らは歳をとった。
だから、Vo/Baゲディーの「僕たちの時代は終わった」という言葉に寂しいながらも、とても共感するし、これまでの彼らの仕事に心からの感謝を捧げたい。

これまで本当にありがとう。そしてお疲れ様でした。




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