果物生活 [みかん栽培]

「バナナとマンゴーをミックスしたカスタードクリームみたいな果物」ってやつをyoutubeで見てしまったら苗買ってしまうでしょ、普通!

というわけで、我が家にやってまいりました~
ポポー

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アメリカのピーターソン氏が作出した品種、サスケハンナとポトマックであります。
ただ、どっちもまだ1年生で極細です。
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太い方のポトマックでもこんな。
サスケハンナにいたっては爪楊枝サイズですがな。
サスケを8号鉢、ポトマックを地面に植えました。
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どちらもバカでかい実がなりますが、特にポトマックはタグの写真のように両手からはみ出すレベルらしい。しかし植えて2,3年ぐらいはあまり成長しないそうで、実が食えるのは4,5年以降とか。
植えた直後に大寒波襲来で毎朝凍りついてますが、果たして来春に芽を出すのでしょうか。マジ不安・・・


で、実は11月初旬にも新たな果樹を導入したのでありますよ。
それは・・・

温州みかん!

極早生品種のゆら早生3年生と、
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早生品種の田口早生4年生。
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どちらも実が取れるようになるにはあと1,2年はかかりそうですが・・・
かようにデカイ木を伐採した跡地がぞくぞくと埋まっていってます。


さらに、

桃!

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日川白鳳とあかつきの1年生を鉢植えで育ててみます。
桃栗3年と、結構早い勝負ができる果実でありますので、うまく行けば来年・・・


というわけで、全部が実をつけるようになったアカツキには、
6月末から7月に桃
7月中旬からデラウェア
8月は巨峰ピオーネ藤稔
9月にポポー
9月10月11月はいちじく
11月12月はみかん
と、初夏から真冬まで自家製果物が食えるわけですよ!なんと素晴らしい!!
いや~、夢は尽きないなぁ~ヽ(^o^)丿


さらに、朝日が一番にあたる一等地を独占して15年以上実をつけないレモンでありますが~

なにやら世の中には「多品種接ぎ」という高等技法があって、同じ種類、例えば柑橘の木に他の柑橘の芽を継いで枝を出させることができるらしいので、レモンの木をみかんのなる木に改造しちゃおうと悪の秘密結社的野望を抱いているのであります。

これだけデカイなら根も十分張っているでしょうから、レモンの木に何種類ものみかん類がなるという少々不気味なキメラ的実験は成功するのでありましょうか。
こちらの改造計画は3月末発動予定であります。楽しみだなぁ~
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ぶどう始動 [ぶどう栽培]

ぶどうの剪定をしましたよ。

5本とも45Lの鉢植えなので、主幹を1本だけびよ~んと伸ばした1本仕立てにしようとしているわけですが、なかなか思うようにはいかないのであります。

毎年春に主幹の両側に結果枝を左右に出し、冬には結果枝を根元の1,2芽を残して切る。次の春にその芽からまた結果枝が伸びるというサイクルで安定させたいと思っているわけです。主幹は固定して、毎年同じ形にするだけなので、ぶどうの仕立てとしては一番簡単ですからね。
まだ3年目に入るところですと主幹が伸ばしきれていない木もあり、前の冬に切り詰めた主幹の先端の芽から延長枝を出しているので、今回の剪定は短梢剪定と長梢剪定のミックスです。

最初の頃はぜんぜん知識が足りてなくて、芽傷入れとか知らずにやっていたので芽が盛大に飛んだりしてます。
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なので、去年の結果枝で飛んだ芽を補ったりであまりきれいな樹形になってません。まあ、45L鉢で取れる房数は10前後だと思うので、芽が飛んでても実質問題はないですが・・・
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こんな感じに、右右右左左左みたいな出方しちゃってるところもあるしw

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ネットで拾ってきた綺麗に右左に出揃った芽を見ると、ホントにプロの生産者さんってすげぇって心底思うわ~

これからは、2月に消毒を開始して、芽が出たら芽かき、伸びてきたら摘心、花芽が大きくなってきたら摘花と花穂作り、開花したらジベ処理、実が膨らんできたら摘粒、消毒殺虫袋掛けと怒涛の春がやってまいります。今年は去年よりも上手くやりたいものです。
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いちじく冬の挿し木 その1 [いちじく栽培]

またまたいちじく増加~ヽ(^o^)丿w

苗で買うとそれなりにするので、今度は枝で購入です。ただの棒状態でも下からは根が出て上からは葉が出るのがいちじくなのであります!って、まだやったことないけど・・・

可能な限り成功率を高めたいので、そいつらをロックウールのブロックに挿してみました。
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これがロックウール。5cm角で結構密度は高い。これに、枝をぶす~っと挿します。

ぶどうの本を読んでいたら、このロックウールブロックでの挿し木が紹介されていましたので、これはいちじくでもイケるんじゃなかろうかと調べてみたら、こちらがヒット。けっこう良さげです。youtubeにもいちじくのロックウール挿し木の動画を上げている方が1名おられました。

土を使うよりも場所は取らんし管理は楽だし、なによりも鉢上げが安全(レディーブラックで失敗しましたしね。ちなみにまだ生きてますが、かなり崖っぷち)ということで採用。
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10本の枝の中で、芽がたくさん付いている長い枝と、枝の先端部分は2分割して10種15本と温度計1本。

細~い先っぽ枝が4本も混じっていたので不安要素満載であります。先っぽは展葉が早いため根が出る前に干からびる可能性が高いので、すべての枝のロックウールに埋まってない部分は、ニューメデールというテープで巻いて水分の蒸散を防いであります。
これも、こちらを参考にしてやってみました。
しかし種類によっても活着率が違うんだな・・・失敗したら、難しい品種だったのだと思おう!

一番細くて短い先っぽ枝
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頑張ってくれ~


去年いちじく栽培を始めるにあたって、育て方等の情報をネットでかき集めましたが、やはり上記の報告のような実験結果を元にしての考察がなされている情報が一番ためになるのであります。しかし、みかんみたいなメジャー果実だと有名ブランドを持つ農協さんとか試験場などのサイトが良い情報源なのですが、いちじくはなかなかないのよね。
しかも、きちんと実験するってのは流石に一般人ではなかなか難しいわけで・・・しかしブロガーさんで1名だけいらっしゃって、いちじくを挿し木する前の準備段階において、いくつかの条件を設定してそれぞれの全組み合わせをサンプル数複数で実験されていました。近年まったく更新されていないブログの古い記事でしたが私には非常に役に立ったのです。残念ながら最近全部消されてしまいましたが・・・

しかしここで知った、挿し穂を温度の高いお湯に浸けることにより目を覚まさせる効果と滅菌効果を狙うという実験は非常に興味深いもので、海外のいちじくフォーラムで議論されていたらしいのですが、リンクが死んでいて詳しいことは分かりませんでした。
国内では、現在海外で猛威を振るっている「ブドウのピアス氏病」の防除情報と、
https://www.maff.go.jp/pps/j/guidance/pestinfo/attach/pdf/index035_049-19.pdf
イチジク株枯病防除に関する実験
http://www.kannousuiken-osaka.or.jp/_files/00039666/H25-ichijiku.pdf
を発見。

熱処理でダニとか細菌類が死んでくれればラッキーだし、さらに冬眠している枝が飛び起きてくれればありがたいかな・・・ということで、試しに今回の穂木を50℃の流水に10分浸けてみました。
数値の根拠は、イチジク株枯病防除の実験において、熱による枯死が1本も無いのが50℃の場合は10分であることで、50℃ならば瞬間湯沸かし器で容易に作れて、短時間ですむためです。まあ棒苗と挿し穂だと丈夫さに差があるかもしれないので、ギャンブルではありますが、いちじく挿し木は我が家初なので、対照実験はやりませんw

最短時間で木の中心部まで高温にするにはその温度の流水に全体を浸ける必要があり、温度を一定に保つには結構微妙な蛇口の操作が必要だったので付きっきりでなければならず、10分間は結構しんどかったのですが無事終了。煮えちゃった子がいないといいのだが(^^;


さてさて、本来であれば挿し木は春に行うものだそうでして、冬に剪定した枝は乾燥しないように保護して冷蔵庫などで保管したほうが良いと言われておりますが、こんな面白そうなこと春まで待ってられないぜ!ということで、とっとと挿して現在20℃以上でキープしています。

いちじくは丈夫だ!と言われますが、いったいぜんたい何本が夏まで生き残ることができるでしょうか・・・ふあ~ん


続く~(かどうか・・・(^^;)
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