アンプ作り途中経過 [オーディオ]

じっくり取り組もうと思っていたのですが、始めると熱中してしまって夢でも回路図が出てくる始末・・・まあこんなに熱中できるって幸せではありますw
暇さえあればコテを握っちゃうもんで、モノラルの片チャン機があっという間に完成しちゃいました。

入力をショートさせて、出力にはダミーの抵抗を付けて(もちろん、いきなりスピーカーをぶっ飛ばさないためです)電源を入れます。
真空管のヒーターが明るくなってきますが、火花も出なきゃ煙も出ないし、一応大丈夫そうです。


で、各部の電圧を見ていきますが、どうもドライバー段に電圧が出てこない。
出力を見ますが、直流も交流もほぼゼロ。無音です。いや無音でいいのだけど、静かすぎる。

こりゃなんかオカシイ・・・いや間違えなくどっか間違ってる。
試しにプリアンプに繋いで、小さなスピーカーを接続してみますが当然音出ない。

回路図と配線をチェックします。何度も何度も・・・
しかし、どう見ても間違ってない。



       _| ̄|○




夢でなにか解決策がわかるかもしれない!と思いますが、ひたすら悩んでる夢しか見ないしw
ほぼ諦めの境地で、穴が空くほどよく見た回路図をボケ~っと眺めていると・・・


B電源が繋がってなくない、これ?

IMG_7242.jpeg
図のEL-84のプレート(7ピン)から出て6.4kΩ通ってアースに落ちてる線は、
IMG_7243.jpeg
その先のB電源線に繋がってないとダメなんじゃないの?
お~い誠文堂さんよぉ~┐('A` )┌

いやこんなのひと目で分からないとダメなのよね、きっと。
あ~、よかった!これで解決だよ。


配線を繋ぎ直して電源お~ん


よっしゃ、プレートに電圧出てる・・・けど、どんどん上がる!ちょ、デカすぎない?真空管見ると、


真っ赤っかですよ!!


慌てて電源切ります。冷や汗出た。
もともと電源トランスがぴったり合ってなくて電圧高めなので、本来6.4kΩのところ適当に上げて6.8kΩを繋いであるのだが、ほとんど電圧が下がってないのはいったい何故だ?
と抵抗をよく見ると、
IMG_7245.jpeg
kが付いてないやんけ(||゚Д゚)ヒィィィ!


6.8kΩを買ったつもりが6.8Ωだった・・・


ここ、メタルクラッド抵抗が指定だったので、お高いのを4個も買ったのに~~ぃ
腹立ったので、セメント抵抗(すっごくお安い)を注文したった。



数日後、到着したのですぐに装着。
よ~くチェックして電源を入れます。


流石にこんどは何事もなく立ち上がりまして、スピーカー繋いだら音も出てる。かなりピラミッド型っぽい出音ですが、盛大にハムが載ってる。
無音で測ると50mVぐらい。これは問題です。


電源の配線を引き直したり、アース線の取り回しを変えたり、チョークトランスの真下にある抵抗を移動させたり、MTソケットの真ん中をアースしたりしましたが、ほとんど変わらない。
アースは段ごとにまとめて、下流からつないでいって、入力で1点アースした結構自信作(見た目は悪いけど)なのだけど、いったい全体どこで拾っているのやら・・・

もう全然わからないので、困ったときのネット頼みで調べてみてたら、ヒーターバイアスをとってないとハムが載ると書いてあって、ホンマかいなと6.3Vの片側をアースに落としてみたら、ハムがきれいさっぱり無くなりました。

スピーカー繋いでるときに0.1mV。まったく何も聴こえない。
けど、真っ赤っかにしちゃったドライブ管使うと10倍ぐらいに増える┐('A` )┌
真空管1本ヨレヨレにしちゃったけど、犠牲が最小限で済んでよかった。ということにしようそうしよう。
IMG_7254.jpeg

さて、同じのをもう1台つくりましょうかね。今度はゆっくりやろう。



とにかく「k」は大事!!
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