ピュアストレートアーム・ショートバージョン [オーディオ]

ピュアストレートアームのショートバージョンを作ってみましたよ。

2台あるレコードプレーヤーのうち、MICRO BL-91は長~いピュアストレートにしたので、もう1台のTHORENS TD-125はショートのトーンアームを組み込みたいとずっと考えてました。
改造の元ネタとして狙っていたのはSTAXのアーム

STAXのアームは、上下/左右の動きをそれぞれベアリングやエッジで行う普通のトーンアームと異なり、1点で支持されているのが特徴です。やじろべえ式とでも言いましょうか・・・
やじろべえ式の支持方式は他のメーカーでもあるのですが、ただの1点支持ですと左右にもユラユラしちゃいますから、他のメーカーのは支持点を高くして重心を下げることで左右の動きを規制してたりします。でもそれだと支点がアームの中心軸からズレてしまいますので、あまりよろしくないのではないかと思えます。
STAXは左右の動きを支持棒にベアリングをかまして、それが左右の壁に接触することで規制してます。ですので、厳密には1点支持ではないとも言えますが、こっちの方式のほうがなんか良さげな気がするのです。

ですので、ずっと安いのが出てくるのを待っていたのですが、この度ようやくゲットいたしましたので、この外径8mmのアルミパイプの出番がやってまいりました。
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機種はUA-3。本当は重りの汎用性が高い3Nが欲しかったのですが全然出てこない。
でもほぼジャンク扱いで、しかも非常に安いUA-3が出てきたので手に入れました。
ちょっとバッチかったけど、例によって磨いたらピカピカ。基本、導通とか全然気にしないし根本部分だけあればOKなので良い買い物でした。

当初の計画では、外径10mm内径「約」8mmの中華製カーボンパイプの中にアルミパイプを打ち込む予定でしたが、やっぱ「約」は全然ダメダメでとてもじゃないけど入りません。
しかし、STAXのトーンアームは、デフォでアーム部分が取り外し可能であって、その差し込み部分の径がなんと8mmなんです。ですので、アルミパイプをできる限り打ち込んで、差し込み部分にはまる長さを残して切って接続ステーとして使いました。
配線はSAEC WE-407の配線を交換したときの残りのモガミ2706が十分な長さあるので、それを使用。
CADソフトで設計いたしまして、アームセンターからターンテーブルセンターが200mm。アンダーハング-16mmで作りました。
これで、トラッキングエラーはレコード外周で15°内周で-11°になります。ロングと比べるとむちゃくちゃデカイw

完成!!
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しましたが、アームに着いていたウェイトが超重いやつで、今回のテーマ「徹底軽量化」で作ったアームでは全然使えない。シュッとしててカッコいいんですけどね~

なので、ラジコンのウェイトを使ってバランス取りましたw
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これで指定針圧1.7gピッタリ。ま、そのうちなんとかせねば・・・´Д` )
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カートリッジはGOLDRINGの1042。
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短い方が音が更に良いようなのだけど、なんかもう曲がってるトーンアームは要らない気がする。苦労したバイアスで気のせいなのかな~(^^ゞ
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