いちじく事始め [いちじく栽培]

去年まるっと棒に振った、いちじくのフィゴプレト君。
年末にいきなり覚醒して、もりもり成長を開始しました。
IMG_8816
下の方からも発芽してますが、これは低すぎなので芽掻きして現在展葉18枚。去年の3月に出した古い葉3枚はどんどん傷んで落葉しました。
気温がキープされるなら、いちじくの葉の寿命は10ヶ月ぐらいってことなのでしょうかね。よくわかりませんが、冬がなければ、葉を出しながらひたすら伸びる植物なんでしょうか。

で、今年もいよいよ挿し木シーズン到来であります!
まあ一般的には春からですが、去年のリベンジをしないことには~

今回の枝は、先端が1本にそれ以外が3本の計4本。枝の先端部は爆発的に展葉しちゃってろくなことにならないので、頭をカット。
でも、去年と違って台木(いつまで経っても実をつけないビオレソリエス)があるので、それにカットした先端の芽を切り継ぎして、さらに挿し枝4本全部一番下の芽を削いで芽継ぎしてみました。
IMG_8825
一番下の芽の部分を薄く削いで、
IMG_8827
台木の枝の表皮を剥いだところに密着させてテープで固定します。これが芽継ぎ。上手く台木の導管に繋がればここから枝が出て芽の遺伝的要素がそのまま受け継がれます。

挿し木が失敗しても、こっちが生えてくれればなんとかなるのですが・・・なにぶん初体験なものでどうなるやら・・・

それで、挿し木の方法は、去年の失敗原因をあれこれ考えて、抜本的に改革いたしました~

まず、室内置きだけど余計な加温はしない。
テープは中の芽がカビて腐るので巻かず、ロックウールは目が詰まっているので、なかなか内部の水が入れ替わらずに根を出す前に枝が腐敗するのでやめて、その代わりに水はけが猛烈に良い鹿沼土に挿す。去年は、オキシフルを添加した水をやっていたのですが、そんなもんではカビには勝てない。
ただ、鹿沼土だと点接触なので、ロックウールのように枝の切断面の全面には接触しない。そこで水を頻繁にやる必要がある。しかしそうすると水が停滞して腐る可能性があるので、常に新鮮な水が切断面を濡らしている状態にしたい。
そこで、コップの底だけに細かい穴を大量に開け、上からの水が古い水を下に押し流すようにしてやることで、水の入れ替わりを促進したうえで、頻繁に水やりをすることにします。内部の空気も入れ替わるので一石二鳥。
IMG_8822
穴はキリとかでゴリゴリ開けるんじゃ埒が明かないので、ハンダゴテで開けてみました。
IMG_8828
さてさて、こんどはどうなるでしょうか・・・

nice!(12)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー