キース・エマーソン [音楽]
楽しいコトだけを綴っていきたいと思っているブログなのですが、これだけは書き止めておきたいと思います。
2016年3月10日、長年ロックキーボーディストとして第一線で活躍していたキース・エマーソンが亡くなりました。
12日の朝、世界中にこのニュースが流れ、僕はその日は朝から晩までキース・エマーソンがプレイしているCDやDVDをメソメソしながらずっと聴いていました。結局2日続けてメソメソしていたことになります。
プログレッシヴ・ロックがロックのメインストリームになりかけた1972年、僕はキング・クリムゾンと出会いました。中学2年の文化祭で隣のクラスのロック喫茶でした。
夢中になった僕は初期3部作を毎日聴いてましたが、4作目のアイランズはその頃の僕には良くわからなかった…
それで、2作目までのベース・ヴォーカルだったグレッグ・レイクが好きだったので、彼が脱退後に作ったEL&Pを聴いてみたのがキースとの初対面でしたが、一聴して虜になってしまいました。
デビューアルバムの1曲目バーバリアンは、僕にとってまさに新時代の幕開けを告げるファンファーレそのものでありました。
https://www.youtube.com/watch?v=gbSKllXD7J0
決して大げさではなく、僕はこの曲で人生が決定したと言っても過言ではありません。
2作目のTARKUSの壮大さと先進性!もうタマゲましたね。
架空の怪物の物語を組曲にしたものですが、光景が見えてくるような印象音楽でした。
そして4作目のBRAIN SALAD SURGERYで後追いではなくオンタイムに追いつきます。
その次のライブ盤WELCOME BACK MY FRIENDS TO THE SHOW THAT NEVER ENDS...の凄かったこと。
https://www.youtube.com/watch?v=zJaEYIQzm30
ロックという表現は一体どこまで行くのだろうと思いました。
けれどもEL&Pはそこで頂点を極めてしまったのです。残念ながらSHOWはNEVER ENDSではありませんでした。
あれだけ輝きを放った才能集団がここまで失速してしまうのか!と驚きと失望を感じました。
しかしもはや3人の化学反応は終わってしまっていたのです。
そして、解散…
休むことも許されずツアーとレコーディングに明け暮れた挙句、燃え尽きてしまったのかもしれません。
超新星の如きバンドは、短時間に目を開けていられないぐらいの輝きを放って消えてしまいました。
そして僕もいつしかプログレから離れ、よりヘビーな方に好みが移っていくことになります。けれど、思春期に刷り込まれた音楽の記憶は全く消えること無くずっとベースとして僕の中にあります。
あれから40年!
僕は歳を取り中高年になりました。けれども、彼らの音楽は僕の中でいまだ光り輝いているのです。
震災の日に彼が東北のために作った曲を、ぜひ聴いていただきたい。
https://www.youtube.com/watch?v=ABOdm2-rLlw
春には彼自身のバンドを率いて来日する予定でした。
50年にも渡って音楽を紡ぎ続けた彼が、今は心安らかでありますよう。そしてその多大な功績に心から感謝をしています。
けれど、僕はあなたを失って哀しい
2016年3月10日、長年ロックキーボーディストとして第一線で活躍していたキース・エマーソンが亡くなりました。
12日の朝、世界中にこのニュースが流れ、僕はその日は朝から晩までキース・エマーソンがプレイしているCDやDVDをメソメソしながらずっと聴いていました。結局2日続けてメソメソしていたことになります。
プログレッシヴ・ロックがロックのメインストリームになりかけた1972年、僕はキング・クリムゾンと出会いました。中学2年の文化祭で隣のクラスのロック喫茶でした。
夢中になった僕は初期3部作を毎日聴いてましたが、4作目のアイランズはその頃の僕には良くわからなかった…
それで、2作目までのベース・ヴォーカルだったグレッグ・レイクが好きだったので、彼が脱退後に作ったEL&Pを聴いてみたのがキースとの初対面でしたが、一聴して虜になってしまいました。
デビューアルバムの1曲目バーバリアンは、僕にとってまさに新時代の幕開けを告げるファンファーレそのものでありました。
https://www.youtube.com/watch?v=gbSKllXD7J0
決して大げさではなく、僕はこの曲で人生が決定したと言っても過言ではありません。
2作目のTARKUSの壮大さと先進性!もうタマゲましたね。
架空の怪物の物語を組曲にしたものですが、光景が見えてくるような印象音楽でした。
そして4作目のBRAIN SALAD SURGERYで後追いではなくオンタイムに追いつきます。
その次のライブ盤WELCOME BACK MY FRIENDS TO THE SHOW THAT NEVER ENDS...の凄かったこと。
https://www.youtube.com/watch?v=zJaEYIQzm30
ロックという表現は一体どこまで行くのだろうと思いました。
けれどもEL&Pはそこで頂点を極めてしまったのです。残念ながらSHOWはNEVER ENDSではありませんでした。
あれだけ輝きを放った才能集団がここまで失速してしまうのか!と驚きと失望を感じました。
しかしもはや3人の化学反応は終わってしまっていたのです。
そして、解散…
休むことも許されずツアーとレコーディングに明け暮れた挙句、燃え尽きてしまったのかもしれません。
超新星の如きバンドは、短時間に目を開けていられないぐらいの輝きを放って消えてしまいました。
そして僕もいつしかプログレから離れ、よりヘビーな方に好みが移っていくことになります。けれど、思春期に刷り込まれた音楽の記憶は全く消えること無くずっとベースとして僕の中にあります。
あれから40年!
僕は歳を取り中高年になりました。けれども、彼らの音楽は僕の中でいまだ光り輝いているのです。
震災の日に彼が東北のために作った曲を、ぜひ聴いていただきたい。
https://www.youtube.com/watch?v=ABOdm2-rLlw
春には彼自身のバンドを率いて来日する予定でした。
50年にも渡って音楽を紡ぎ続けた彼が、今は心安らかでありますよう。そしてその多大な功績に心から感謝をしています。
けれど、僕はあなたを失って哀しい
タグ:EL&P
The Land of Rising Sun
滲みますね~
続いてますね。
そのちょっと前に、Sir George Martinも・・・(T_T)
by やなぼー (2016-03-13 06:55)
やなぼーさん、こんにちは
聴いていただいて、ありがとうございました。
ロックという音楽形態が生まれ進化し始めた黎明期に、道無き道を歩み切り開いてきたレジェンドがその年代になっているということですね・・・
避けられないことではありますが、自分のヒーロー達が次々と世を去っていくのは辛いことです。
by パグ太 (2016-03-13 12:09)
お心のこもった追悼のお言葉、読ませて頂きました。
急逝の知らせ、まだ信じられない気持ちでいっぱいです。
まさにキースはレジェンドでした。クラシック界も彼の功績を認めていましたね。温かいお人柄も多くの人から慕われていたようです。
>超新星の如きバンドは、短時間に目を開けていられないくらいの輝きを放って消えてしまいました。
当時のELPを表わす、素晴らしい表現です。
これからもキースの、そしてELPの音楽を聴き続けていきたいです。
by Kaoru (2016-03-13 17:13)
Kaoruさん、いらっしゃいませ
お読みいただき、ありがとうございました。
未だにショックから立ち直れません。
けれど、仰る通り聴き続けることが一番大切ですね。
楽曲は、演奏されなくなった時ではなく、聴かれなくなった時に本当に死んでしまう。何十年後でも、若い人が音楽のルーツを遡って彼にたどり着いてくれることを祈っています。
by パグ太 (2016-03-13 23:31)