The Road to Graduation 2018 Final ~さくら学院 2018年度 卒業~ [さくら学院]

2018年度さくら学院の集大成、The Road to Graduation 2018 Final に行ってまいりましたよ。
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毎年桜が満開になるとほぼ同時に、さくら学院も満開の花を咲かせてその1年に幕を閉じるのであります。
席は17列目のほぼセンター。バチが当たりそうな良い席でした・・・が、最近女子中学生や高校生の父兄さんがかなり増えてきておりまして、なんと両隣がその非常に若い女性。一応大人として醜態を晒すわけにはまいりませんので、強靭な精神力を要するライブとなりました。さっそくバチが当たったとしか・・・

ちなみに今日は外人さんもかなり目に付きました。中学生から初老、外人さんまでが並んでいる朝の物販列は、部外者には何の集団かは絶対に分からんでしょう。

ライブは恒例の「目指せ!スーパーレディー -2018年度-」からスタート。
美樹ちゃんの、(真彩の得意技の)「けん玉譲って~?」に今までは、「えぇ~、じゃあ一緒にやろうか」だった真彩さんのセリフが、「いいよ、最後に一緒にやろうか」に変わっていて、のっけから微妙に寂しい。でも今日も完璧な成功。真彩さんは一度も失敗することなく大役を終えました。

「Hello!IVY」をやってからMCを挟んで「FLY AWAY」。後ろ姿をバシっと決めるアゲアゲ曲。会場全体が爆発した。
間髪入れずに「Fairy tale」。聞き慣れたせいか、結構好きになってきましたよ。最初はえ"~って思ったけど・・・

で、2018年の出来事のVで小休止。
次に始まったのは美術部の「C'est la vie」
初披露のときと違って、サムおじさんが出てこなかったけど、この3人むちゃくちゃ可愛いです。

終わったら、スクリーンに部活の選択画面が表示されたので驚きました。だって現在活動中の部活はあと購買部しかないからです。
選択結果が徐々に明瞭になってきて会場がドヨメキました。そこにはSleepieceと書いてあったのです。

出てきたメンバーは真彩・麻鈴・華乃。2015年度から真彩さん、2016年度に華乃さんの初めての部活動だった帰宅部でしたが、黒澤さんが卒業後活動休止でした。
もう見ることはないだろうと思ってましたが、なんと麻鈴さんを加えて復活ですよ。
華乃さんのお披露目のときにお腹に巻いてたマイクの無線機が落ちそうになっちゃって、落ちないように押さえながら必死にパフォーマンスしてたときの光景が蘇ってきて、盟友の真彩さんと最後に一緒にできたことやら、今日中3が3人とも部活ができたこととかにぐいぐい揺すぶられました。
しかも「すいみん不足」と「めだかの兄妹」2曲もやってくれて、歌もダンスもすさまじい3人がチュンチュンとかニャーニャーとかやってる姿になんかもうひたすらに感動しました。ついでにギミチョ・・・おっと酔ったかな

次は恒例の購買部でしたけど、曲は「ピース de Check!」
これもうれしかった!ずっと歌い続けて欲しい曲です。卒業式スペシャルなので、バズーカでTシャツ撃ってましたが、空中で争奪戦やっててちょっと笑ってしまいました。

中3卒業曲の「clover」
途中から、真彩顔笑れ!とずっと念じてましたが、次の「未完成シルエット」で真彩さんの顔がクシャッとなっちゃって、続く「Jump Up~ちいさな勇気~」も「My Graduation Toss」も泣いちゃってて・・・
彼女も必死で笑顔になろうと頑張ってて、それを見てるこっちももうダメで・・・
会長もダメになりかけててて、麻鈴さんだけが冷静沈着に歌をまとめてた感じがします。
セットが2階建てだったので「スリープワンダー」も見れたし、「Carry on」は素晴らしかった。内省的なメロディーと歌詞。それに柔らかな動きのダンス。その今年のさくら学院そのもののような曲を必死に目に焼き付けたはずなのに、もうボンヤリとしてきちゃってる。自分の脳みそが哀しい・・・

そして卒業式。
送辞は華乃さん。答辞は生徒会長。
華乃さんの送辞の素晴らしさたるや・・・この4年間で成長したのは外面だけではないのだと刮目いたしました。
ゆづみさんの答辞!もはや立派な生徒会長以外の何者でもないのでした、この人は。
それで読みながら泣くんだ、生徒会長ったら。つられて真彩さんも。それをニコニコ見てる麻鈴さん。この3人はほんとに良いトリオです。
それは、読み終わった瞬間にちょっとアクシデントがあって、ショックで戸惑ってしまった彼女をすぐに2人がサポートしてたところでも垣間見え、この関係をずっと大事にして欲しいなぁと思いました。しかし、笑いの神様が付いているような気もするなぁ、彼女には。

校長は省略して、森先生!今年も素晴らしいスピーチでありました。転入式での出来事で傷ついている生徒たちを見て、守りに入ってる自分を反省して成長しようとする先生なんてそうは居ないと思いますよ。「生きてる限り成長期」名言いただきました!
ホンワカと暖かく愛に溢れた卒業式でした。

またライブに戻って「旅立ちの日に ~J-MIX 2018~」
輪唱&ハモりの難しい曲ですが、麻鈴さん除く中3が率先して泣くからもう・・・
歴代で一番泣いた生徒会長ではないでしょうか。

そして、転入式で「スタートです!」と言って今年度を始動した生徒会長が、「ラストです!」と宣言して最後の曲「see you」。
これを泣かずに見ろという方が無理なのであって、ステージでは精一杯のパフォーマンスが行われていても視界が歪んでいて、見上げた天井から薄ピンクの銀テープがキラキラと落ちてきて、これでもう今年度を見ることは二度とないのだと思うと本当に寂しくて・・・
両側も号泣してるからいいやもう

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この12人で最後の気合い入れ!さ・く・ら・顔笑るぞ!お~っ

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不思議な生徒会長だった。
ひたすら純朴で実直で優しく、そして人を心配して泣き、人のことを共に喜んで泣き、コロコロとよく笑い、自己評価の低い努力の人・・・
実在を疑うほどの良い人。つまりは、およそリーダーには不向きな人だ。

しかし、今年度の船出となる転入式でのよもやの生徒会長就任。
転入式の感想ではソフトに書いたけど、その時は、これって前年の人事は間違いだったって言ってるのと同じことではないかと思えました。
だから、たとえ本人たちがとっくに乗り越えていたとしても、こちらはずっと衝撃が尾を引いて、どちらも辛そうに思えて素直に見れなくなってしまったのですよ。
けれどもそんな自分は、メンバーを包むその愛の漏れ出し方が半端ない生徒会長と、常に笑顔で周りを照らしているまるで顔笑るを具現化したかのようなトーク委員長と、特別な能力をもって超然としているはみだせ委員長のおかげで救われたのです。後半戦の彼女らの姿に。

それに僕には、初っ端の波乱による3人の葛藤と受容が、6人もの転入生を迎えて波乱の予感のなかスタートして、見事にその難局を乗り越えた2015年度の3人と重なるようで、しかも今年の中3の3人のうちの2人が2015年度に小6で転入してきた真彩と麻鈴であることに、余計に感情を刺激されました。
こんなに感傷的になるのは本当に2015年度以来だし、RTGはずっと感情の大波に揺すぶられ続けました。

そして2015年度と同様、結果的には素晴らしい!になったのだけれど、それはひとえにそれぞれの立場で踏ん張った少女たちの頑張りに依るのでありますよ。なんという人たちでしょうか。また、それができると踏んだ職員室もスゴかったのかもしれない・・・

今はなったことを誇りに思うと笑顔で言ってくれたトーク委員長も、ひたすら努力して皆に頼りにされる生徒会長も、どちらも立派すぎる。何より心機一転切り替えて、自分に力をつける機会として最大限活用したその姿勢が素晴らしい!

けれど、この1年がかりの物語が今日とうとう終わってしまいました。もっともっと見ていたかった。
さくら学院は毎年違う。このトリオと中2の4人がみんなで支えてるように見えた今年のさくら学院は、とても柔らかく優しく、そして猛烈にスゴかった。表現する言葉が見つからないほどの素晴らしいものを見せてくれて、本当に本当にありがとう。

最後の3人のスピーチは、心に滲みました。さくら学院にいれたことがどれだけ素晴らしいかと語る裏には辛く悲しいことも沢山あって、でもそれを顔笑って乗り越えた先のキラメキを手にした人たちなのだと。私の未来は誰にも分からないと麻鈴さんが言ってたけど、選ぶのもその結果を引き受けるのも自分しかないんだということを理解してるたったの15歳・・・

3人の心の中に、この数年間の日々がきらめく素敵な記憶として、色褪せずず~っと残っていくことを願ってます。
君たちは本当に素晴らしかった!
そして、新谷ゆづみさん、麻生真彩さん、日髙麻鈴さんに、この先沢山の良き出会いがあり、幸せ多き人生となりますよう、初老は心から祈っておりますよ。

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帰りに見た、雨の中ライトアップされて美しく輝いていた満開の桜を、これから先もずっと記憶していることができたら、それだけで幸せだと思えた夜でした。

The Road to Graduation 2018 Final ~さくら学院 2018年度 卒業~@神奈川県民ホール 大ホール 2019.3.30 セットリスト

01. 目指せ!スーパーレディー -2018年度-
02. Hello!IVY
03. FLY AWAY
04. Fairy tale
~さくら学院 2018年度 あゆみの映像~
05. C'est la vie / 美術部 Art Performance Unit trico dolls(新谷ゆづみ、森萌々穂、野崎結愛)
06. すいみん不足 / 帰宅部 sleepiece(麻生真彩、藤平華乃、日高麻鈴)
07. めだかの兄妹 / 帰宅部 sleepiece(麻生真彩、藤平華乃、日高麻鈴)
08. ピース de Check! / 購買部(吉田爽葉香、有友緒心)
09. clover / 中等部3年(新谷ゆづみ、麻生真彩、日高麻鈴)
10. 未完成シルエット
11. Jump Up~ちいさな勇気~
12. My Graduation Toss
13. スリープワンダー
14. 約束の未来
15. Carry on
~さくら学院 2018年度 卒業式~
16. 旅立ちの日に ~J-MIX 2018~
17. See you...
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羽根田

麻鈴の“何度も辞めようと思った…” との言葉が驚きでした。あれほどの才能の塊のような娘でも。しかしOGに関しては新年度になっても色々ショックな知らせが届いておじいちゃんの心はボロボロです( ;∀;)
by 羽根田 (2019-04-01 06:41) 

パグ太

羽根田さん、おはようございます

もしかして、何度もタイムリープを発動していて最も良い結果だけを見せてくれたのかもしれないなぁ~なんて・・・
でも、たくさんあった可能性の中で、今回の卒業式であって本当に良かったなと思っております。

OGの件は何故?が先に立って、いまひとつ理解不能です。でもたぶん理由は出てこないのでしょうね。
by パグ太 (2019-04-01 09:59) 

tai-yama

うーむ。キテレツ大百科と。歌っている本人たちはリアルで
知らないだろうなと(笑)。外人さんもライブ感覚で見に行ったら
泣いている人を見て不思議に思ったかも。
by tai-yama (2019-04-01 23:57) 

パグ太

tai-yamaさん、おはようございます。

キテレツ大百科って見たことないのですが、生徒会長に似てるんですか?w
外人さんのほうが間違いなく号泣してるに500ドラクマ!
by パグ太 (2019-04-02 11:39) 

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