藤岡幹大さんのこと

1月もあれよあれよと後半に入りました。
年末年始は魚卵と酒だけあれば幸せなワタクシ。いつもと同じように年を越せた喜びに浸っておりました。

けれど、だらけた気分が抜け切らない9日、信じられないニュースがツイッターでもたらされました。
BABYMETALの神バンドギタリスト藤岡幹大の死・・・
書くだけでメソメソしてしまうワタクシです。書くだけのことに10日かかってしまいました。

それが事実であることを確認してからはネットを見ることは止めました。誰とも共感したいとは思わないし、追悼の言葉なんか読みたくもないし。
ただひとりで考えていたかった。彼のことを

自分にとって大切な人が消えてしまったとき、世の中がまったく変わらずに動いていることにいつも怒りを感じます。
そして、そんな自分さえもがいつもと同じように食事をして、いつもと同じ日常を生きることに嫌悪をもよおすのです。
だから、だから、せめてひとりで悼んでいたい。

そして次の日が、さくら学院の最終学年である中3の岡崎百々子が出演するミュージカル黒執事の公演日。

素晴らしい舞台でした。初めての舞台なのに、周りの錚々たる出演者に伍してぜんぜん見劣りすることのない立派な演技でした。

それから土日はさくら学院の公開授業。
小説の授業の2限と影絵の授業の2,3限を見ました。一番印象に残ったのは、中2日髙麻鈴の影絵の生々しさでした。

彼女には表現する才能がある。アーティストとして最も重要な素養を持つこの人のこれからを見届けたいと思いました。

日々成長して変わっていく若い人たちを見つつ、時間が止まってしまった人のことを思っているのです。

私の心には、またポッカリと穴が空いてしまったけれども、これを無理して埋めることはないのだと、ずっと抱えていけばいいのだと思うのです。
きっとそれが務めなのだと思うから。


藤岡幹大さん、ありがとうございました！

https://www.youtube.com/watch?v=Ro-_cbfdrYE

タグ：小神

コメント 6

「死んだ者に会えるわけがないと思いながら、どこかで信じている。
だから怖くなる……
生きてる間に、生きている人間のすることがある。
それを行うことが死んだものへのたむけだろう。」
と、ガンダムの台詞を思い出しちゃいました<(_ _)>
しかし・・・
まだ若いのにね(T_T)
by やなぼー (2018-01-20 05:54) 

病死じゃないだけに、なんとかならなかったのか・・・とも
思ってしまいますね。ミュージカルに影絵とさくら学院も色々と
本人の可能性を広げることを色々やっているみたいで。
(年齢を考えると一つの枠に収めるより良いのかも)
by tai-yama (2018-01-20 20:03) 

やなぼーさん、こんばんは

特に海外に知られるようになり、まさにこれからという矢先でしたので・・・
ご家族のことなど思うと居たたまれません。
by パグ太 (2018-01-20 21:57) 

tai-yamaさん、こんばんは

わたしも、何故？という気持ちが強いのですが、それを言っても詮無いことで。

さくら学院は学校ですから(^^)
沢山のことを知り、その中から自分の生きる道を選択できるように、という活動方針が今年度はさらに強化されたように思います。
by パグ太 (2018-01-20 22:02) 

失って初めて知る彼の偉大さ。


by 山子路爺 (2018-01-28 13:04) 

山子路爺さん、こんばんは

まさに！・・・まさに。
by パグ太 (2018-01-30 16:58)