終?・ながら聴きのスピーカーをなんとかしたい [オーディオ]

こんなに続くはずではなかったのに、いろいろと起こるもんだから終われないという・・・(^^ゞ

お手軽アンプが爆発してしまったので、ながら聴きができなくなっちゃった現状をなんとかせねばなりません。

そこで、中華アンプの電源としての立場に甘んじていたV-FETという増幅素子を使った自作アンプを復活させることに決定。
もはや当初の計画は迷走し右往左往であります。

このV-FETって素子は、純国産品でオーディオのためだけに開発されたFETなのです。とっくに製造中止されているのですが、一時オーディオメーカーからそれを使ったアンプが販売されてました。
この自作アンプの印象としては、すっきりとしてて全然迫力ない音なんだけど、用途的にもこの新しいスピーカーにも合うんじゃないかなと思うんですよね。

で、ひっくり返して外してあったケーブルをせっせとハンダ付け。
IMG_8580.jpeg
この回路の記事が出てる1989年6月号のMJ(無線と実験)
このアンプは'90年末と裏にサインが書いてあったので現在31歳でいらっしゃいます。
そのころすでにV-FETは廃盤になって数年経っていたのだけど、窪田式アンプで自作オーディオファンの間では有名な窪田登司という方が、V-FETって音良いから無くなる前にみんなも使ってみてごらんよ的趣旨で、非常にシンプルな回路の製作記事をお書きになり、それを読んだ当時のワタクシは、そうかそうかこんなに簡単でそんなに音良いのか~そんなら作ってみるべになったわけです。
「V-FETとMOS-FETのカスコード・ブートストラップ接続によるNO-NFB 0dbパワーアンプの製作」という記事です。奇しくもNO-NFBであります。

回路図を追わなくても、ちゃんと接続する場所ごとにケーブルの色を変えてあったので、あっという間に作業は完了。
IMG_8578.jpeg
昔の俺ってこんなに几帳面だったのね(驚
でもやっぱFET飛ばしちゃったら万事休すなので、慎重にチェックをしてから、ソニーの毒見役スピーカーに繋いでスイッチオ~ン

爆発せず煙も出ず一安心です。

ほんで調整作業。2つの可変抵抗の組み合わせなので、なかなか合わない。手間取っていると、なんかヤバい熱波を感じる。
そういえば、このアンプ猛烈に熱くなるんだった。ファン付けないとだめじゃんかレベルでチンチンになってるけど、炭火みたいに団扇であおぎながらそのまま音出し。

♪( ´▽`)

端正でピュア~な音ざます。
昔は迫力ねぇ~と思ってたけど、今は味が濃いものは腹にもたれる。とは言っても、中域は妙に艶っぽいしズ~ンとくる低音までしっかり出てる。澄んだ高域が清楚な感じを醸し出してるのかな。
でかい音の楽器の向こうで小さく鳴っているような音を拾える奥行きがある。しかも生々しいのに疲れない出音。
ずっと求めていたものはすぐ近くにあったんだよ、チルチルミチル。

しかも、ず~っと聴いていても耳が辛くなるなんてこともない。
目論見通り、このV-FETアンプとスピーカーReference21は相性ぴったりだ。なのだけど、
IMG_8579.jpeg
いったいどこに置くというのか(デカい)

IMG_8584.jpeg
ファン2連装で熱対策は完璧。低速で回して人肌ぐらいでキープ。これから毎日常用すると思うんだけど長持ちして欲しい。
タグ:V-FET
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tai-yama

岩崎宏美とかある・・・・アンプの大きさと言いまさに昭和(笑)。
ヒートシンクの上にファンを置くだけでも結構冷却効果は
あるもんなんですね。
by tai-yama (2022-07-11 23:39) 

パグ太

tai-yamaさん、おはようございます

松田聖子もありますよw 昭和歌謡を聴くには昭和オーディオがベストw
ヒートシンクがでかいので、風がそよそよ当たるだけでも良く冷えます
by パグ太 (2022-07-12 09:53) 

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